東往西往

刀についての妄言とかアニメの感想とか腐も

ジラ

飽きないうちにもう一つくらい書く。複数書いた時にどう表示されるのかが知りたい

 

早速ネタバレの記事を書く

シlンゴジlラの話を書く。批評とか考察とかはまったく含んでいない、寝よだれみたいなただの感想もどきである

 

 

 恥ずかしながら初ゴジラだった。

テレビでだとか、かいつまんで見かけたことはあってもきちんと見たことがなかった。角がないからだ。わたしの好きな怪獣は角のあるタイプのため、フィギュアだとか画像で見る動かないゴジラは野球部の丸刈り坊主のようであまり魅力的ではなかった。

意気地がないので断っておくけれど丸刈り頭も好きです。触ったときの感触などは青春の結晶が刺さるような思いでございます。しかし思い返すといつ触ったんだろう?小学生の頃だろうか?感触の記憶はあるのにだれの丸刈りを触ったのかの記憶がさっぱり無い。妄想かな

 

とにかく初の生ゴジラだった。生々しくてとてもよかった。あんなに現実的に踏みつぶしてくるとも思っていなかった。超怖かった…

最初は「破壊は見たいがあまり人には死んでほしくない…逃げおくれないでほしい…」とか思って震えていたのだけど、まあ、これムリスワ…って一時間経たないうちに晴れ晴れと諦めた。ものすごい諦めの境地だった。

なすすべもないみたいな破壊を目の前にしたときに、よく漫画なんかだとあはは…って頬をひくつかせながら笑うキャラクターがいるけれど、なるほど脱力して笑うしかないものなのだと身をもって知る。

「あああ!家族ー!」から「あああ!せ、世田谷区ー!!」「あああああ!!!!ざ、在来線ーーーー!!!!!!!!」に気持ちがうつっていくのを面白がりながら見ていた。在来線超かっこよかった。いっぽう付喪神にとってはこの上ないグロシーンかもしれないという気もした。俺たちの憧れのマドンナ京浜東北線姐さんがあんな…木っ端みじんに…oh…

 

最近ぼーっと生きていたので、前情報で知っていたのはエヴァやでエヴァやでという部分だけだった。

ゴジラの吐くビームが水平に空中を走ってから一瞬遅れて街が爆発するところは完全にエヴァっていたと思うし、作戦を打ち出すところなんかもエヴァエヴァしかったかもしれないが、エヴァと言うよりは庵野さん節というやつかなって感じだ。作風?

おしゃれな女の人が陣頭指揮をとるところとか大きな机に紙を広げてみんなで対策会議をするところ、あとやたら会議と承認が積み重なりすぎてやきもきしたり立ち向かおうとするものが激流すぎてどうにも立ち行かなくなる雰囲気なんかはどちらかというとレインボーブリッジが封鎖できなかったあの頃を思い出す。そのせいか蘭堂さんがずっとユースケサンタマリアに見えていた。我ながら目が節穴すぎる。でも似てる。

大河内総理がオタッシャデ-ッするまでの国会はリアルに感じられて、以降のみんなで結束して有効な対策を見つけ出したり総理が米をとめようと動いて結果を出してくれたりしていった後半は理想像というか、そうだったらいいなというフィクションに思えたのだけど、自分は無能な国を期待しているのだろうかとちょっと落ち込む。無能たれとは思っていないのにどうせ無能だろうとへんに見下しているふしがある。

そんなこといっておまえいざ政治しろとかいわれたら何していいかわからないだろ…歴史とかしがらみとかいろいろあるんだろ…もうオフで何度も会っちゃってるし今更ブロックできないし〜とかそういうあれのもっと重いやつだよ…悲しくなってきた…

でもあの後半の世界中のがんばりや最後の姿なんかは壮大な人間讃歌って感じがした。希望なのか期待なのか皮肉なのかはわからないが軽卒に奮起させられるものがあった。

いやー冒涜的で絶望的で不謹慎で圧倒的に絶大でおもしろかったなあもう一回見たいなあ…

 

わたしにできる考察はあのラスト以降ゴジラ周辺は観光名所になるのでは??程度である