狐の修行 2日目
夜の九時半の四分過ぎが朝から一分一秒も待ち遠しかった
鳴狐のあまりの男前さと「君にもそういう感情あるんだね」という微笑ましさで何度も読み返していた
手紙の供給ってすごいな
ただ近侍が小狐丸だから手紙を読んでいる時の環境音楽も小狐丸の曲で
めちゃめちゃ勇ましく賑やかな事になっているんだなあ…
鳴狐の近侍曲で読みたいなこの手紙
二振り目の鳴狐を隊長にして読みたいものだ
でもそのためには修行中の鳴狐も近侍の小狐丸も部隊から外さなくちゃならないし、そうすると修行中の鳴狐は部隊に編成できなくなってしまう
このふたりぼっち部隊を入れ替えることは心情的に難しい
本当に本当に久しぶりの、たまの、少しの贅沢な、貴重な悩み
びっくりした
あるじではなく「わたし」に出された手紙かと思った……
まあでも鳴狐のことが好きな人はみんな障子と狐のことを考えていたものだろうと思うけど
まさかそんな話をいきなりサラッとしてくれるとは思わなかった
漫画読まれたかと思った ないない
こいつサラッと告白するタイプだ…
ていうかえっそうなの?生まれた時から一緒ではない?えっ?あっえ???
なのにあんな仲よさそうに首に巻きついてるの?????なんなの??????????
ていうかこの人キツネの話しかしてこないけど大丈夫???修行の話しろ修行の
どこにいて何してるのか教えろおいちょっとねえ謎
明日の手紙を読んだらきっと鳴狐を呼び戻してしまう
鳩ならあるんだ
さっきまではしんみりした気持ちでそう思っていたけど今はいやお前どこで何してるんだよ!!!という気持ちでいっぱい
ていうか「あいつ」〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして鳴狐鳴狐のこと今「鳴狐」って言った………??
いや文章だし伝説の話だから…?ていうかえ…それとも…一人称「鳴狐」…???まじ?いやそんなはず?????
なんかもう鳴狐からの言葉は妄想し続けていたしたくさん喋らせてしまったし心のうちも捏造含めて山ほど考えてしまったけど「鳴狐」からの言葉が多すぎて頭が追いつかない一生分の言葉をもらっている ものすごい感動 鳴狐…
みんな騒いだりしているんだろうか
鳴狐の話をみんなしているだろうか
ツイッターは楽しいけど推しの話をほぼ誰もしてくれないししてくれていても推しカプの話じゃなかったりするから傲慢にもさみしい
ブログまじで気が楽
でも話題皆無でも反応皆無でもツイッターで囃してないと推しのこと全く話さなくなる人とかいそうで…
無駄な強迫観念
「〜〜しているが。」
「あいつ」
「ばけもの」
言葉の端々に鳴狐の雄々しさ瑞々しさが感じられる
鳴狐ってかっこいいなあ……
もっと線の細い少年だと思っていたけど
本当に思っていたよりずっと男前だ
推しカプの本そっと読み返し最高さを噛み締めた
最高